表紙

五井野正インタビュー
[七次元よりの使者][法華三部経体系]の著者

内容1


ムーをはじめ、古代文明について語ったかと思えば、UFOについて語り、宇宙論を展開する。
と、こんどはシャカが登場し、悟りへの道を説く・・・。
いま、最も"不思議"人間、五井野正氏。
最近では、その法華経に関する著書で話題を投げかけている。
いっぽうで理想郷づくりも実践中とか・・・。
その説くところ、著書で見る限り"難解"!
では、ざっくばらんに語っていただくと、どんなことになるのか?
初めてその考えの全体像が明らかにされた!


シャカの教えに理想郷"ムー"への
道がある

■人間は時間の流れをさかのぼる

――いま、著書の「法華三部経体系(総論)」が大変評判のようですし、以前お書きになった「七次元よりの使者・0の巻」も多くの人に読まれたようですね。それぞれになかなかユニークな内容で、と同時に、仏教用語を交えて、特異な宇宙論を展開しているので、とても"難解"です。
また、そのお考えの実践として、ウィッピー運動というのがあると聞いております。
そこで五井野さんご自身への野次馬的関心と、その難解な理論を何とか理解したいという熱意でもって、インタビューをさせていただきます。

著書を読ませていただいたところ究極のというか、1つの理想郷のようなものとして"ムー"が核心にあるというのも、本誌としては深い関心を持つところなんです。
まず、仏教とムーというこれまで関連させられることのなかったものどうしの結びつきなんですが・・・。
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まず、最初にいっておきたいことは、現在仏教としてとらえられているものと、もともとの仏教とは、全くちがう、正反対とも言えるものだということです。それはおいおいわかっていただけるでしょうが、当時のインドにもどって仏教を見直さなければならないんです。
そこにはすぐれた古代文明、現代よりももっとすぐれた文明があったんです。
それはさらにインダス文明や、イースター島の文明にもさかのぼれるものです。
そのさらに大もととして、ムーを考えることができます。


――それには何か具体的な根拠があるんですか。
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たとえば、仏教の経典の中には当時まだ具体的なイメージとして残っていたムーの記憶が、あちこちに語られています。
インドより東北の国とか、竜宮伝説とかいうように・・・。
そしてそれはすごく科学的なもので、いまのように利益だとか信仰だとかのためのものではない。
悟っていくものとされています。
よくいわれる蓮の華は、そのムーの象徴なんです。


――では、そのムーの遺跡なりが太平洋の中に沈んでいるとでもいうのですか。
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そういう意味であるないというのは、非常に物質的な考え方なんで、たとえばアトランチスなんかはそういう考え方にあてはまりますね。
18~19世紀まで記録書なんかも現存していたようだし、科学者も信じていた。大西洋の底には確かにアトランチスの遺跡があるでしょう。
しかし、ムーはちがうんです。
それを説明するには、現在の時間が物質の時間だということを説明しておく必要があります。
物質の時間であるということは、過去から未来へ流れていくということです。
ところが、人間は物じゃない。
それがわかれば物の時間にこだわることはない。
だから、川の流れにさからってのぼる魚のように、人間は時間の流れをさかのぼることができるんです。


――しかし、それはどういう方法でですか。
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たとえば、シャカはそれを行った人です。
シャカをブッダというのは、この世をはなれて理想の世界へ行った人という意味で悟りをひらいたともいいますね。
ただ、行くといっても、ヨーロッパへ旅行したいという感覚で行けるものじゃない。経典なんかで三昧(ざんまい)に入るという状態で、ふだんわれわれは脳で物を見、考えているのを、脳髄さらにしたの脊髄などの神経体を使って見ることなんです。
脳は地球的なものであり、神経体は人間が宇宙から受けついでいる宇宙意識を持っているものです。
地球のものには左右されません。
このことにボクが気がついたのは一つには、マイナス50度にも下がった北欧へ行ったときの体験があるんです、そういう状態では、ふだん大脳で感じる寒いなんてもんじゃない。骨が、髄が痛む感じがして、それは宇宙に近い感覚だと思いましたね。